相続税対策と認知症対策のための家族信託
状況
ご家族の構成
母、長男、次男、三男
信託した財産:
アパート、預貯金、株式
ご要望:
お母さまの認知症対策と、相続税対策を継続したいとのご要望で、ご相談にお越しになりました。
現在管理されているアパートは老朽化が進んでおり、お母さまも高齢となってきているため、アパートの管理、修繕、建て替えを滞りなくできるようにしたいとご要望でした。
また、将来的な相続が発生した際には、多額の相続税がかかることが想定されたため、相続税対策(節税対策)をする必要がありました。
お母さまが認知症になってしまうと、この相続税対策もストップしてしまうため、この点についても対策ができればとのご要望でした。
ご提案したスキーム
今回ご提案した家族信託のスキームは以下の通りです。
委託者・受益者:母
受託者:長男
第二受託者:次男
信託により実現したこと
信託した預貯金で今お持ちのアパートの建て替えを行いました。
また、信託した金銭で新たに土地を購入し、アパートを新築することで、相続税の節税対策を行うことができました。